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高畑充希、初の奥様役で理想の夫婦語る「結婚してもシーソーゲームを楽しみたい」

『ALWAYS 三丁目の夕日』で第29回日本アカデミー賞・計12部門において最優賞に導いた山崎貴監督の待望の最新作『DESTINY 鎌倉ものがたり』(12月9日公開)に出演する女優・高畑充希。ミステリー作家のもとへ嫁いだ若い妻・亜紀子を愛嬌たっぷりに演じ、新たな境地を開拓している。ORICON NEWSのインタビューで、「運命」「夫婦の絆」をテーマに描いた今作を通じて感じた理想の夫婦像や制作秘話などをたっぷり語ってくれた。

堺雅人とアドリブ芝居合戦に!?

高畑充希演じる亜紀子は夫・正和(堺雅人)との新婚生活を始めるが、嫁いだ鎌倉の地は魔物や幽霊、妖怪が仲良く暮らす街だった。しかし…亜紀子は不慮の事故で亡くなっており、夫の正和は妻の命を取り戻すために黄泉の国へ向かう。
――まず、映画の見どころについてお聞かせください!
高畑充希 夫婦の絆がテーマのお話で、誰が観ても楽しめるエンタメ作品だと思います。加えて随所に凝った背景だったり、CGを駆使した映像も素晴らしいので、映画館の大きなスクリーンでこの世界観を体感してほしいですね。悪役ですらとってもチャーミングなので、小さい子からおじいちゃん、おばあちゃんまで誰もが楽しめる王道のエンターテインメントになっています。観終わった後はハッピーな気分で映画館を出られることをお約束します(笑)。
――今回は天真爛漫な若奥様の役でした。役作りをする上で苦労した点・工夫した点はありますか?
高畑充希 漫画が原作の映画なので、やっぱり見た目は似せられたらいいなという気持ちがあって。髪型や衣装はスタッフさんと相談しながら、ちょっとずつ作っていったんですけど、内面的な部分はどうしていいかわからなかったんです。そしたら山崎監督が「とにかくイキイキしてください」とおっしゃったので、自分なりの若奥様を“楽しく”演じてみました。

――慣れない奥様役で「この人をお手本にしよう!」という人物はいましたか?
高畑充希 いませんでした。私は亜紀子さんがいろいろな人に見えるなって印象を受けて。すごく幼く見えるときもあれば、どっしりと構えているようにも見えるときもある。シーンによって印象が変わるので「こんなふうにならなきゃ!」みたいに考えてしまうと、自分でも訳がわかんなくなっちゃう気がして。なので、そのときそのときの会話で生まれたこととか、現場でいろんな人と話してそこで思いついたことを試しながら進めていきました。
――堺雅人さんと年の差夫婦を演じました。今回の共演で思い出に残っているエピソードはありますか?
高畑充希 私も、堺さんもお互いにCGを使った撮影の経験が今まであまりなくて。だから、幽体離脱するシーンも全く想像つかなかったんです。堺さんと「どうします?」って相談したんですけど、結局好きにやっちゃおう!と。最初はすごく戸惑いましたが、中盤からは“後はCGチームが何とかしてくれるだろう”ってみんなどんどん自由になっていって…(笑)。また、アドリブに対しても監督が寛容だったので、たくさん試して選んでもらったりしていました。

――それはどんなシーンですか?
高畑充希 正和さんに出かけてほしくなくて、亜紀子が玄関先で駄々をこねるシーンがあるんですが、そのとき先生の着物の裾をくるくる巻いてみたんです。それを監督が採用してくださったり…。他にも山崎監督と堺さんと相談しながら新たに付け加えられたシーンはいろいろあります。今回は山崎監督の人柄もあって、すごくアットホームな現場だったんです。超大作なんですけど、“実家感”のある現場が心地よくって。たまに違う仕事で抜けてまた現場に帰ってくると「おかえり〜」ってスタッフさんたちが迎えてくださったり。とてものんびりした温かい場所でした。

“運命”は信じない。“運命になっていく”のが理想

――劇中後半からは亜紀子と正和のある“運命”が明らかになってきますが…高畑さんは運命って信じるタイプですか?
高畑充希 うーん。あまり信じてないかなぁ。あったらいいなと思うけど、それよりも出会ってからお互いを知っていく中で少しずつ“運命になっていく”ほうが理想です。でも、亜紀子と正和さんみたいに、出会った瞬間にお互い結婚する!って感じるのも本当にあったら素敵ですよね。お仕事に関しては“導き”みたいなのを感じることがあるので、抗わずにそのときの流れに従うようにしています。

――“導き”というのは人によるもの? それとも目に見えない不思議な力?
高畑充希 人ではなくて、目に見えない何かに自分が今引っ張られてるのかなっていうのを感じます。だから、どうしてもスケジュールが合わないとか、役に選ばれなかったということがあっても「まぁそういう縁だったのかな」って割と楽観的に受け止められるんです。なので、楽は楽ですね(笑)。

夫にするならお酒が飲める人! 結婚しても恋愛シーソーゲームを楽しみたい

――亜紀子と正和は、相思相愛で誰もが羨む理想の夫婦と思います。高畑さんご自身が思い描く理想の夫婦像は?
高畑充希 理想は両親ですね。本当のところはどうか分からないけれど、私のイメージでは母が父にベタ惚れなのかなーって思うんです(笑)。父はアグレッシブで亭主関白、母は心配性。だから私も以前は父みたいな人と将来結婚するのかなって思ってました。でも、よくよく考えてみると私と母の性格って全然違うんですよね。今作の正和さんと亜紀子のように、どちらかが強くなったり弱くなったり…そういうシーソーゲームみたいな関係の方が私には合っているのかも。毎日一緒にいても飽きなさそうだし、楽しそう!

――いつか結婚したら亜紀子のように旦那さんに毎日ご飯を作ってあげたいですか?
高畑充希 毎日は無理です(笑)。正直…そんな頑張れない。最初1年ぐらいはできても、きっとそのうち回数が減っていきます(笑)。それなら最初からハードルを下げておこうって。和食が好きなので煮物とかよく作るんですが、最近は自分のなかでカボチャの煮物フィーバーが起こっています(笑)。家でももちろん作るけど、たまに手抜きして外食とかに行きたいですね。もしも旦那さんに作るなら…そうだなぁ。私がお酒好きなので、旦那さんになる人もお酒が飲める人がいいなって勝手に思ってて(笑)。だから、お酒に合うおつまみがパパッと作れる奥さんになりたいですね。

「先のことを考えるより、“今”をめいっぱい楽しみたい」

――これまで女優として多くの作品に出演し、今年はドラマ『過保護のカホコ』でも注目を集めました。最後に、今後の女優としての展望や目標を聞かせてください
高畑充希 …ないんです(笑)。これからどうなっていくのか全く想像つかないし、常に目の前のことでいっぱいいっぱい。仕事に関してはいつもマネージャーさんが先のことをいろいろ考えてくれて、私はひたすら今やることに取り組むって感じです。この役割分担でやれてるのが自分にとってはすごく楽チンなので、本当にありがたいなと思います。ちなみにプライベートでも先のことは全然考えてなくて。もしかしたら明日死んじゃうかもしれないし、それなら今をめいっぱい楽しみたいなって思うんです。

(文:kondo kanako 写真:RYUGO SAITO)

高畑充希インタビュー動画

■映画『DESTYNY 鎌倉ものがたり』

12月9日(土)公開
監督・脚本・VFX:山崎貴
出演:堺雅人、高畑充希、堤真一、安藤サクラ、田中泯、中村玉緒 ほか
オフィシャルサイト:http://kamakura-movie.jp/ 
(C)2017「DESTINY 鎌倉ものがたり」製作委員会

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